2024年10月

1枚は欲しい定番ボーダー!「SAINT JAMES」(セントジェームス)の魅力を徹底解説

1枚は欲しい定番ボーダー!「SAINT JAMES」(セントジェームス)の魅力を徹底解説

定番アイテムとして、多くの人のクローゼットに1枚はあるのが、バスクシャツではないでしょうか。そのようなバスクシャツの老舗ブランドとして知られているのが、「SAINT JAMES」(セントジェームス)です。「ボーダーのカットソーといえばSAINT JAMES」といわれるほど、誰もがその名前を一度は聞いたことがある有名ブランドです。今回は、SAINT JAMESの魅力や特徴、ブランドヒストリーなどを深掘りしていきましょう。また、種類が多くてわからないという人のために、SAINT JAMESを代表するモデルについても解説していきます。

「SAINT JAMES」(セントジェームス)はどのようなブランド?

「SAINT JAMES」(セントジェームス)のブランド名の由来をご存知でしょうか。SAINT JAMESは、フランス北部・ノルマンディー地方にあるセントジェームス市の市名なのです。ブランドのロゴにブルーが使われているのはノルマンディーの海の色、ロゴマークに使われているのはこの地方の歴史的遺産であるモンサンミッシェルです。また、ブランドロゴに添えられているのは「Ne de la mer(海から生まれた)」というフランス語で、海と共にあるノルマンディーの暮らしからSAINT JAMESの生まれたことが感じられるでしょう。

SAINT JAMESの代名詞といえば、ボーダーTシャツの原型だといわれるバスクシャツです。ピカソやゴルチェ、アンディ・ウォーホルといった多くの著名人・芸術家たちに愛用されていたことでも知られています。日本では1980年代にフレンチカジュアルファッションの流行とともに、その名を知られるようになりました。

「SAINT JAMES」(セントジェームス)のブランドヒストリー

古い伝統のあるSAINT JAMESは、どのように誕生したのでしょうか。ブランドヒストリーを紐解いていきましょう。

ボーダーやバスクシャツのルーツ

バスクシャツの起源は何と、16世紀にまでさかのぼります。風雨から身を守る伝統的な手編みのセーターは、荒波を航海する船乗りの必需品でした。さらに海上は視界が悪いため、ボーダー柄や青・赤・白のトリコロールカラーが着用されるようになったのです。その後、船員と船長を区別したり、漁師たちが互いを見分けたりするのに、さまざまなバリエーションが誕生しました。

SAINT JAMESの誕生

ノルマンディー地方は良質な養毛の産地であり、手仕事による紡績と染糸の盛んだったセントジェームス市において、19世紀の半ばに市長によってそれらが工業化されました。するとみるみる急成長を遂げ、地域の主要産業となるのです。そして1889年、この地にSAINT JAMESが誕生しました。すると良質な羊毛で作られるマリンセーターは、地元の船乗りたちの評判となったのです。

カジュアルウェア、リゾートウェアへ

あくまで仕事着だったボーダーシャツが、20世紀になると南仏でリゾートを楽しむセレブの間で大流行するようになります。さらに、着心地の良さと丈夫さから、リゾートだけでなくカジュアルウェアとして世界中で愛されるようになります。

日本においては、フレンチカジュアルのアイテムとして1980年代に紹介されました。創業から100年以上経つものの、伝統的な手法にこだわる精神は引き継がれており、流行に左右されることのない不朽のスタイルを確立しています。

「SAINT JAMES」(セントジェームス)を代表するモデルとは?

ここからは、さまざまなアイテムを展開するSAINT JAMESの中でも、ブランドを代表するモデルについていくつか紹介していきましょう。

OUESSANT(ウェッソン)

SAINT JAMESのアイコニック的存在である定番アイテムが、長袖のボートネックトップスであるウェッソンでしょう。厚手のコットン100%の素材で、目も詰まっていて洗濯を繰り返しても長持ちし、風合いの変化を楽しめる1枚です。「ボーダー」柄が有名なものの、無地の「ソリッド」や肘宛てのついた「エルボーパッチ」、ジャージー素材の「メランジェ」などさまざまなバリエーションが用意されているのは、知らない人も多いかもしれません。無地のカラーも、毎期30色程度展開されています。

NAVAL(ナヴァル)

ウェッソンのボーダーとともに定番人気を誇るのが、パネルボーダーの長袖カットソーがナヴァルです。ウェッソンと異なるのは、肩口と胸元が無地になっている点でしょう。素材もやや薄手で、首元も開いているのですっきり着こなしたい人におすすめです。

MORLAIX(モーレ)

SAINT JAMESを代表するウェッソン、ナヴァルについで人気なのがモーレです。シルエットはウェッソン・ナヴァルと大差はないものの、生地が薄手で肌馴染みの良さが魅力です。

まとめ

「SAINT JAMES」(セントジェームス)は、船乗りたちの仕事着から生まれました。現在では、流行に左右されることのない定番アイテムを提供する老舗ブランドとして、なくてはならない存在となっています。フレンチテイストを感じるボーダーシャツは、1枚は持っておきたいアイテムだといえるでしょう。

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